行政書士をこよなく嫌う弁護士のブログ

以前、“行書バッシング”を売りにする司法書士のブログについて記事にしたことがありますが、先日、行政書士が殊の外お気に召さない弁護士のブログを見つけました。

そのブログを見ていて思ったのは、実際に自分が見聞きした行政書士の仕事ぶりを批判の対象とするのではなく、行政書士の制度そのものというか、観念的な存在としての行政書士しか見ていないことです。

その弁護士の主張は、要約すれば「行政書士は許認可だけやっていればよい。民事に手を出すな」ということなのですが、その根拠は「司法試験に比べて行政書士試験は簡単すぎる。これでは能力を担保することはできない」という一点です。実際に行政書士の活動を見たわけではないのですね。

その弁護士がやり玉に挙げているのは、行政書士だけではありません。法科大学院にも反対、法曹人口の拡大にも反対、裁判員制度にも反対。要するに、お国のやることはすべて気に食わないということなのでしょう。何にでも反対することが在野法曹の務めだと勘違いしているのかもしれません。

その弁護士のサイトに「事務所移転のお知らせ」と題するPDFがアップしてありました。見てみると、事務的なお知らせだけでなく、移転のやむなきに至ったことに対する恨みつらみが書いてある。「この御仁、一体何を考えているのだろう」というのが正直な感想です。

私に言わせれば、自らの営業努力の不足や見通しの甘さを棚に上げて、行政書士が悪い、弁護士増員に走る国が悪いと言っているようにしか見えないのですが、ご本人は決してそうは考えないでしょうね。この手の「正論を語る人々」にとって、社会は啓蒙の対象であって、社会環境の変化に対応して自分を変えることは、敗北以外の何物でもありませんから。

リンクを張ることはいたしません。興味のある方は、「行政書士 弁護士 ブログ」で検索してみてください。上位に表示されると思います。

 

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