B企業
6月27日付の日本経済新聞で「B企業」という言葉が紹介されていました(7面「核心」欄)。
Bはベネフィット(恩恵)などの意で、社会に恩恵をもたらす経営で成長を目指す企業のことだそうです。記事では、米国では株式市場(株主)の求めに応じて短期的な利益の極大化を追求する企業経営に代わりB企業が評価され始めていることや、渋沢栄一の経営理念はB企業と重なるもので、インドやトルコなど新興国の企業が渋沢経営に学ぼうとしていることなどが紹介されていました。
B企業の概念は士業者の存在価値と重なります。売上額や受任件数などの数字を追うことも事務所を維持するためには必要ですが、数字を追うこと自体を目的とするのではなく、士業者として社会のために何ができるか、そして何をなすべきかを第一に考えて行動する――「B企業」ならぬ「B事務所」を目指したいと思った記事でした。
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