「かかりつけ医」について思うこと
中医協(中央社会保険医療協議会)が診療報酬の改定案を答申しました。
今回の目玉は地域包括ケアシステムを構成する「かかりつけ医」「かかりつけ薬局」の推進です。そのための方策として、紹介状なしで大病院を受診した場合には、初診で5000円以上、再診で2500円以上の窓口負担が義務化されます。
かかりつけ医を持つのは大切なことで、先日の記事でも触れたところです。
しかし、近所に信頼できるかかりつけ医を持つことは、実は簡単な話ではありません。例えば私の場合、自宅近くに整形外科兼内科のクリニックがあり、そこへよく通うので、今のところは「かかりつけ」的な存在となっています。しかし、ここの医師は、理事長である整形外科医以外は勤務医です。クリニックからいなくなってしまう可能性があり、現に内科医はかわりました。
かかりつけというからには、長いつき合いができるであろう、地域に根差している開業医に託したいと思うのですが、そもそも個人医院の数自体が意外と少ないのです。しかも、開業医の高齢化が進んでいるようで、拙宅の周辺でも3軒の個人医院が相次いで廃業しています。最期のときまで診てもらえるかかりつけ医を見つけられるかどうか、今の段階では見通せません。
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