携帯電話(承前)
携帯電話キャリアを変えるかどうか決めかねていたのですが、とりあえずMNPの予約番号はだけはとっておこうと思い、手続をしたのが昨日。
予約番号の有効期間は2週間で、この間に乗り換えの手続をしなければ番号は失効し、現在の契約がそのまま続きます。
きょうの午後、「157」からショートメールが届きました。開いてみると、「MNP予約のお客様へご案内がございます。157までご連絡下さい」とあります。何か事務的な連絡かと思って電話してみると、何のことはない、引きとめるための勧誘トークでした。
しかも、こちらは「スマホに変えるつもりはない」とはっきり言っているのに、しつこくスマホへの機種変更を勧めてくる。人の話など聞かず、マニュアルを読んでいるだけなのでしょう。腹が立ったので、「そんな勧誘につき合っている暇はない」と言って電話を切りました。
後からネットで調べると、MNPで逃げられることを防ぐための「引きとめポイント」なるものがあるらしいのですね。MNPの予約番号をとるために電話をしてきたユーザーに対してまとまった数(1万とか3万)のポイントを提供し、これを使って自社製品への機種変更を促すということらしい。話の展開次第では、私にもこのような提案がされたかもしれません。
この引きとめポイントは、MNPを申し出たすべてのユーザーに提供されるものではなく、提供するかしないかはキャリア側の腹一つ。ネットでは「裏技」として紹介されていますが、実態はむしろ「リベート」に近いと言えるでしょう。不公平感は拭えません。
ふだんは「釣った魚にえさはやらない」といわんばかりに長期ユーザーをないがしろにしておきながら、逃げられそうになると慌てて引きとめを図る――そんなことをするぐらいなら、初めから利用期間に応じた基本料金の割引をすればいいのに。絶望的なのは、どのキャリアも似たり寄ったりであることです。あまりにばかばかしくて、MNPをする気が失せてきました‥‥