敬語
同業者のブログを見ていると、敬語を正しく使えていない記事を時々見かけます。
特に目立つのが、身内に対して尊称を用いていることです。さすがに父母を「お父さん」「お母さん」と表記する人はいませんが、祖父母を「おじいちゃん」「おばあちゃん」としたり、配偶者の父母を「お義父さん」「お義母さん」としているものは結構見かけます。
言うまでもなく、これらはすべてNGです。このように表記したくなる気持ちはわからないでもないのですが、身内に対して尊称を用いることは、第三者である読者を相対的に軽んずることにほかなりません。
そういえば、ブログからの集客を盛んに強調する同業者は、自らのブログで配偶者のことを「嫁」と書いていますが、これは論外。「お里が知れる」と陰口をたたかれても仕方がないレベルです。
行政書士の顧客は、社会の荒波でもまれてきた経営者であったり、人生経験の豊富な高齢者であることが多く、礼儀正しい方々がほとんどです。そして、礼儀正しい人というのは、他人の礼儀作法もしっかりと見ているものです。敬語が正しく使えるかどうかは、営業活動における隠れた、しかし大きなポイントではないかと思っています。