本について
きのうの記事でもビジネス本について若干触れましたが、もう少し敷衍して書いてみようと思います。
「本に金を惜しむな」というアドバイスをされる方は結構いらっしゃいます。基本的に私も同感です。良質な本から得られる知識や情報は、本の代金の何倍もの価値があると思っています。
しかし、だからといって手当たり次第に買うわけにはいきません。予算の制約がありますし、本を置くスペースも考えなければなりません。
買う本を選ぶに当たって、私が立てている原則は二つです。
一つは「ビジネス本はすぐには買わない」ことです。きのうの記事に書いたとおり、ビジネス本は玉石混淆が甚だしく、石は無数にある一方で、玉は数えるほどしかないのが実態ですから、まずは図書館で借りて読んでみて、繰り返し読む価値がありそうなものだけを買うようにしています。
そうはいっても、出たばかりの本だと図書館に入っていないことがありますし、時間つぶしに入った書店で興味を引かれて、買うかどうかで迷うということもあるでしょう。そんなときは、ぱらぱらとめくってみて、誤字脱字の多いものはパスするようにすると、大外れを引くリスクを低くすることができます。校正が甘い本は、ほぼ例外なく中身もいいかげんです。
二つ目の原則は「専門書は思い立ったらすぐに買う」ことです。専門書は発行部数が少なく、迷っているうちに品切れになってしまうことがあるからです。「届いた本をあけてみたら、期待外れだった」というリスクはありますし、現に私も経験していますが、そこは「有用なものを手に入れ損なうよりはまし」と割り切っています。
取捨選択を心がけていても、蔵書の数はふえていきます。これは専門職の宿命でしょう。
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