後見人向け賠償責任保険

9月25日付の日本経済新聞に次の記事が掲載されました(朝刊5面)。

認知症患者の事故 後見人の賠償に保険 三井住友海上・あいおい

認知症の人が事故で損害を与えた場合に賠償金を後見人に支払う新型の損害保険が登場する。三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が自動車保険などの特約として10月から販売を始める。認知症の場合、本人の賠償責任は問えないが監督責任のある後見人が損害賠償を求められることがある。こうした事態に備える保険の需要が高まると判断した。

自動車保険や火災保険、傷害保険に特約としてつける「個人賠償責任保険」の契約内容を改める。保険金は1億円から設定でき、年間の保険料は1000~2000円程度だ。

たとえば線路内に誤って進入し車両に損傷を与えたり夜間の徘徊(はいかい)で走行中の自転車と接触して相手にけがを負わせたりする事態を想定している。

重度の認知症や精神疾患を抱える人は「責任無能力者」とされ、事故で損害を与えても賠償責任が発生しない。代わりに親族や後見人が損害賠償を求められても、補償の対象ではないため、賠償責任が確定すれば自己負担せざるを得なかった。

今のところ両社から正式な発表は出ていないので、詳細は不明ですが、親族後見を想定したものであると思われます。

いずれにせよ、こうした仕組みが整うことによって、後見申立てへのハードルが少しでも低くなれば、それに越したことはありません。他の保険会社、とりわけリーディングカンパニーである東京海上日動にはぜひ追随してほしいところです。

 

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