サヴァリッシュの第九

きのうの記事で触れたサヴァリッシュ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管のベートーヴェン交響曲全集のCDですが、きょうは交響曲第9番を聴いてみました。

オーケストラはもちろんのこと、独唱者や合唱団のレベルも高く、上質のアンサンブルを聞かせてくれます。サヴァリッシュの指揮は、中庸のテンポで、奇をてらうようなところは一切なし。ど真ん中の正統派といった感じの演奏です。

若いころに聴いたら、物足りなさを感じたかもしれません。こういう演奏を「いいな」と思えるようになったのは、自分が年をとった証拠かなと思っています。

このサヴァリッシュの第九、オーソドックスな演奏という意味では、第九を聴くのは初めてという方にもおすすめできるのですが、さまざまな個性的な演奏に接した後に聴いたとき、この演奏の本当のよさがわかるようにも思えます。

第九のCDを初めて買うという方に私がおすすめしたいのは、バーンスタインがウィーン・フィルと共演した1979年のライブ録音です。

演奏者の水準は文句なし。特に独唱者には凄いメンバーがそろっています。バーンスタインらしい溌剌とした演奏で、初めて聴く方にもなじみやすいと思います。

 

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