自宅兼事務所について(1)
自宅兼事務所の形態で開業をお考えの方は多いと思います。当事務所も自宅兼事務所です。
自宅兼事務所のメリットは、費用を節減できることです。家賃や光熱水道費、通信費などを二重に負担せずに済むのは確かに大きい。事務所を別に借りれば、これらの維持費だけで毎月10万円前後はかかるでしょう。
ただ、注意しなければならないのは、「費用を節約できたからよかった」で済ませてはいけないということです。節約した分は投資に回すという発想を持たなければ、事務所経営を軌道に乗せることは難しいと考えます。
私自身、自宅兼事務所にすることによって浮いたお金はすべて広告宣伝費に回すという方針をとっています。集客にはお金がかかるのですから、当たり前のことだと思っています。
話は横道にそれますが、自ら動き回ることによって広告宣伝費を節約することはできます。しかし、ゼロにすることは現実的ではありません。自宅兼事務所にしてウェブサイトも自作すれば、お金をかけずに集客できると思っている方がもしおられるとしたら、その考えは甘いと言わざるを得ません。
繰り返しになりますが、自宅兼事務所にするのは投資資金を捻出するための手段である――こういう発想をするのが「経営者」であり、そのように考え、かつ行動しなければ、事務所経営は覚束ないと思っています。(続く)
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