福祉関係者の視点
きのうの成年後見研修は、社会福祉士の方を講師に迎えてグループワーク形式で行われました。
講師の話を伺っていて感じたのは、被後見人など支援を受ける人の個性、特に「その人が今できることは何か」ということに着目して、そこからどういう枠組みを使うかという発想をしていることでした。
後見・保佐・補助・任意後見という枠組みからスタートして、「この人にはこの類型がふさわしいだろう」というのとは逆の発想ですね。
私などはどうしても後者の考え方をしてしまいます。そして、私だけでなく、法律職には多かれ少なかれそういう傾向があると思うのです。
今ある制度や仕組みを最大限に活用して依頼人の希望をかなえるのが私たちの仕事ですから、まず枠組みありきの考え方をするのはやむを得ないことだし、必要なことでもあると思いますが、成年後見の場合、支援を受ける人は自分の意思を明確に示すことができないケースが多く、ついつい支援する側の都合を優先し、お仕着せになってしまう危険とは常に隣り合わせです。
そのような結果に陥らないためにも、支援を受ける人の個性に着目する視点を忘れないように心がけることが大切ですね。
つけたし:
ようやくヒルフェの会員証がもらえたと思ったら、記載に不備があって即刻回収。申請から交付まで3カ月待ったあげく、このようなことでは困ります。
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