外貨建て年金保険に対する違和感
「週刊ダイヤモンド」の1月17日号記事によると、銀行の窓口で外貨建て年金保険がよく売れているのだそうです。
私は自らこの商品を買うつもりはありませんし、人に勧めるつもりもありません。
理由はただ一つ。本来リスクをヘッジするための仕組みである「保険」に為替変動リスクを持ち込むことは矛盾していると感じるからです。
投資の一環として為替リスクをとること自体はあってもよいと思います。しかし、為替差益を狙うのであれば、外貨預金やFXがあります。わざわざ外貨建て保険にする必然性は感じられません。
銀行と保険といえば、変額保険をめぐるトラブルが頻発したことを思い出します。為替相場の先行きを正確に予測することなんて、誰にもできません。前車の轍を踏むようなことにならなければよいのですが‥‥
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