試奏
レッスンの帰りに御茶ノ水へ立ち寄り、チェロの試奏をしてきました。お目当ては東欧製の楽器です。
初めに行ったのはS楽器店。ここではチェコ製の楽器を扱っています。店員さん曰く、「日本向けにつくってもらっているもので、音は明るめです。渋い音を好む方には合わないかもしれません」とのこと。
実際に弾いてみると、確かに明るい音でした。レッスンのときにお借りしている楽器(中国製だそうです)と比べると、よく言えば柔らか、悪く言うと若干こもった感じ。しかし、全体的な感触は悪くありません。
S楽器店を辞去し、向かいにあるK楽器店へ。ここにはルーマニア製の楽器が置いてあります。初めに上級グレードの楽器を弾いてみましたが、C線の響きがとてもよいのに惹かれました。しかし、A線の鳴りはいまひとつで、バランスに欠ける感じ。次に中級グレードの楽器を試奏しましたが、D線のウルフトーンが凄くて、扱いに苦労しそう。そして、店員さんが頼みもしないのに高い楽器を持ってきて試奏を勧めるのには閉口しました。
改めて感じたのは、試奏してみて初めてわかることが多いという事実です。やはり、楽器選びに当たっては試奏は不可欠のようです。