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2-23 遺言書の誤字、脱字

遺言書の文章に誤字、脱字があっても有効になりますか。

 軽微で遺言書の解釈に影響を及ぼさない程度の誤記(誤字脱字)であれば、遺言書の有効性に問題が生じることはないと思われます。しかし、重要な要素について誤記があれば、遺言書の有効性に疑義が生じる可能性があります。また、あまりにも誤記が多いと、遺言能力自体が疑われることになりかねません。

 誤記についてはきちんと訂正しておいた方がよいでしょう。遺言書(自筆証書遺言)の加除訂正の方法は民法で厳格に定められており、これに従わなければなりません。方式違背があると、その項目については無効となるおそれもあります。面倒でも全文を書き直した方が無難かもしれません。

 このような面倒や後日のトラブルを避けるためにも、公正証書遺言で作成されることをおすすめします。

相続・遺言・成年後見Q&A

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