ウェブサイトに載せる情報はオリジナルで

この時期、昨年の行政書士試験に合格し、開業に向けて準備をされている方が多いと思います。その一環として、ウェブサイトづくりに取り組んでいる方もいらっしゃることでしょう。

すべて自前でされる方はもちろんのこと、サイトの制作は業者に任せるという方でも、コンテンツは自分で用意しなければなりません。そして、ウェブからの集客を考えるのであれば、ある程度の情報量を確保することが必要です。

一からコンテンツをつくり上げていくのは大変な時間と労力を要します。文章を書くことに慣れていない人にとっては難行苦行にさえ思えるかもしれません。

このご時世、ネットにはありとあらゆる情報があふれかえっています。その中からちょっとだけコピペしてサイトの体裁を整えてしまおう――そんな誘惑に駆られることがもしかしたらあるかもしれませんが、絶対に手を染めてはいけない行為であることは言うまでもありません。

情けない話ですが、同業者の中にもコピペをしている者がいます。本人はばれないようにやっているつもりかもしれませんが、「これはコピペだな」というのは、端から見て意外とわかるものなのです。

ふだん書いているブログは改行だらけのすかすかな文章なのに、サイトの説明文は妙に充実しているとか、リズムが違う文章や異なる表記が一つのくくりの中に混在しているなど、どこか不自然な感じがするサイトは、コピペが疑われますし、実際にそうであることが多い。

コピペかどうかを調べてくれる「剽窃チェッカー」という無料のツールもありますから、コピペは簡単に露見すると思っていた方がよいでしょう。

コピペというと何だか軽い感じがしますが、要は他人の知的労働の成果を横から掠め取ることですから、極めて悪質な行為です。さらにいえば、文書の作成を通じて依頼者の権利や暮らしを守る存在である行政書士が、一方で剽窃行為によって他人の権利を侵害するのは、大いなる矛盾でもあります。

件のコピペでサイトを粉飾している同業者は、別の箇所では初歩的な法律用語の誤用をしています。コピペで表面を取り繕ったとしても、結局は馬脚をあらわすということですね。

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