励ますのは、無責任に煽ることとは違う

少々刺激的なタイトルですが、傍観していられないなと思うことがありまして‥‥。

開業準備中の方がいます。今月中に勤め先に退職届を出し、10月に開業するというスケジュールのようです。

ブログの記述をそのとおり受け取るとすれば、独立開業することについて、家族、とりわけ配偶者の理解は必ずしも得られていない様子。そして、当面の生活費を含めた資金の手当ても心許ない模様。だからこそ、配偶者が不安を感じているのでしょう。

私から見れば、開業に踏み切るのは時期尚早ではないかと考えざるを得ないところです。

そして、その方のブログのコメント欄には、同じく開業準備中や一足先に開業した同期生とおぼしき人たちが、「あなたの決断は正しい」とか「一緒に頑張っていきましょう」といった"励ましのコメント"を盛んに書き込んでいます。

この人たちは、何か客観的な判断基準に基づいて「正しい」と言っているのでしょうか。「一緒に頑張ろう」というけれども、かけ声だけでなく、いざというときには仕事を融通するぐらいの心づもりはあるのでしょうか。

事務所を立ち上げるのは簡単だけれども、維持していくのはこの上なく難しい。そして、家族の理解なしには不可能なことです。

この方は、登録は完了し、所属は東京会のようです。東京会では支部研修が盛んに行われています。支部研修は平日夜や土曜日の開催が多いので、勤めながらでも参加できます。

退職・開業は一たん先送りして、まずはいろいろな研修に参加し、懇親会にも顔を出して、現役行政書士のさまざまな話を聞かれてはいかがでしょうか――私ならこう助言したいところです。余計なお節介だと言われればそれまでですが。

 

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