一歩を踏み出すことが大事
昨日の続きです。
弁護士には司法修習もありますし、イソ弁(勤務弁護士)として実務の勉強をする場がありますが、行政書士にはそういうものがありません。そんなところへ開業セミナーの案内に接すれば、受講してみようかなという気持ちになるのは私にもよくわかります。何を隠そう、私自身、安くないお金を払って開業セミナーのDVDを購入した経験があります。
開業セミナーを受講する動機は、事務所経営を含めた行政書士業務の実際のところを知りたいということだと思います。そうだとしたら、わざわざセミナーを受講せずとも、日々業務に携わっている行政書士本人に直接会って話を聞いた方が早いと考えることもできます。
自分が思い描くイメージに近いビジネスモデルで業務を行っている行政書士を探し、アポを取って話を聞きに行くわけです。
第一線で活躍する行政書士は、当然ながら皆さんお忙しいですから、簡単にはアポが取れないかもしれません。しかし、確固たる信念と熱意を持って取り組んでいけば、それに応えてくれる人は必ずいます。
言わずもがなのことですが、ただ漠然と「話を聞かせてください」では、有益な情報を得ることは難しいでしょう。自分がなりたいと思う行政書士像をきちんと持って、そこに到達するためには何をしたらいいのかを考えた上で、疑問点やわからないことを聞くという姿勢が必要です。