一応2級FP技能士の資格も持っていますから、たまにはその方面の話題ということで……
きょうの日経新聞朝刊に「住宅ローン 低金利競争」という見出しの記事が載っていました。それによると、新規客の獲得や借り換え需要をねらって、信託銀行や地方銀行が変動金利型の住宅ローンで攻勢をかけているとのこと。こうしたこともあって変動金利型の利用がふえており、現在では新規融資の5割程度は変動型だそうです。
長期固定の代表格「フラット35」の金利が年2.39%(7月新規分、期間35年)ですから、0.7%とか1.1%といった金利を提示されれば、変動型にしたくなるのが人情でしょう。
しかし、変動型は金利変動のリスクを借り手に負担させていることを忘れてはいけません。今の低金利が長く続く保証はありません。「金利が上がってきたら固定型に借り換えればいい」と考える人もいますが、これは現実的ではありません。金利が上がるときは、固定型が先行します。変動型の金利は政策金利が基準になっているのに対して、固定型の金利は市場金利に連動しているからです。
住宅ローンは長期にわたって返済していくものですから、リスク(不確定要素)はなるべく減らしておきたいところです。できれば全額を長期固定で借りることをおすすめしますし、少なくとも変動型は借入額の5割程度にとどめ、残りは長期固定にした方がよいというのが私の考えです。
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