足立区の「高齢者見守りキーホルダー事業」と「あんしんプリント事業」
足立区ではきょうから「高齢者見守りキーホルダー事業」と「あんしんプリント事業」を開始しました。
「高齢者見守りキーホルダー事業」は、あらかじめ氏名、住所や緊急連絡先などを登録し、登録番号が入った見守りキーホルダーを携帯することで、徘徊などで警察に保護された場合や、外出先で倒れて救急搬送された場合などの緊急時に速やかに身元確認ができるというものです。
「あんしんプリント事業」は、洗濯をしても落ちない特殊なインクで、見守りキーホルダーの登録番号を衣類にプリントするというものです。特に徘徊傾向が強い方の場合、衣類にプリントすることで、より一層の安心につながるということです。新聞報道によれば、区内の企業が開発した特殊印刷機を用いるようです。
後者はユニークな取り組みだと思います。キーホルダーだと、持って出るのを忘れたり、どこかに置き忘れてしまう可能性もありますが、肌着にプリントしておけばそのような心配はまずありません。
身元照会は、犯罪防止のため警察・消防・医療機関からのものに限定するとのこと。一般の人がキーホルダー所持者等を発見したり保護したときに、これらの機関へ通報してもらえるように周知を図る必要があります。
徘徊傾向のある人は遠方まで行ってしまうこともありますから、足立区内はもちろん、区外の関係機関などにもこの制度を知ってもらう必要があるでしょう。制度が有効に機能するかどうかは、ここがポイントになりそうです。
「高齢者見守りキーホルダー事業」と「あんしんプリント事業」の詳しい情報はこちら
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http://www.city.adachi.tokyo.jp/koreservice/20150814.html