足立区・戸籍業務の民間委託その後
ことしの1月にスタートした足立区の戸籍窓口業務の民間委託ですが、法務局や労働局から指導が入り、10月から委託範囲を半分の規模に縮小するようです。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014082002000118.html
私は民間委託をすべて否定する立場には立ちませんが、事この件に関しては、少々詰めが甘かったというか、見切り発車的な部分があったのではないかなという気がしています。
先日、区役所の戸籍窓口で附票(現在のもの)を請求したのですが、出てくるまでに随分時間がかかりました。
カウンターの数は多いのに、最も件数が多いはずの戸籍証明や住民票、印鑑証明を受け付ける窓口は二つしかありませんでした。1件当たりの処理に時間がかかる届け出受理業務を迅速にこなすためだと思われますが、アンバランスの感は否めません。
そして、これは私の憶測にすぎないのですが、カウンターの中の様子を眺めていると、1件の請求にかかわる人の数が多く、その結果として時間がかかっているようにも見えました。最寄りの区民事務所で証明書を請求すると、受け付けた人が自ら端末を操作して帳票を出力し、他者のチェックを経た上で交付するという形ですが、区役所ではこれが細分化されていて、時間がかかる要因になっているのではないかなと。